本日は、設計事務所さんにお越しいただきました。
木繊維断熱材 ECOボードでできたゼロエネ展示場をご案内していたところ、「パインの床は柔らかく、足が疲れにくい」という話題から、話は思わぬ方向へ発展。
建築業のかたわら子供靴の販売にも関わってこられた方で、建築と人体や靴、衣服などのつながりについて独自の見解を持っていらっしゃいました。
日本の子供靴の多くは服と同じジャンルのように認識されていて、本来靴にあるべき機能が十分備わっていないそうです。そこで、多くの人はブランドやデザインで子供靴を選ぶことになります。
一方、ドイツを含むヨーロッパ諸国では、靴は服の一部などではなく「靴は靴」。特に0~6歳頃の子供には、身体を支え、足のアーチの形を保つなどの機能をしっかり持った靴を履かせる必要があるとのこと。彼らにとってこのようなことは常識で、子供には、撥水性や通気性も兼ね備えた良い品質の靴を履かせるそうです。
「O脚」「内股」「偏平足」――。
日本ではよく聞く「脚(足)の形」ですが、ドイツではこれらは治療の対象だそうです。赤ん坊の頃に骨格に問題がないかどうかをチェックされ、早い段階から症状に合ったギプスや靴で矯正をしていきます。
未来のために、土台となる骨格をまずきちんとつくる
家づくりでも、外観や内装など目に触れるものだけに気を配るのではなく、構造体のつくりや壁の中の断熱材の選択が、後々の家の品質を左右するとても大事な要素になります。そこに力を入れることで、住まう人が安全で健康に過ごせる、長持ちする家をつくることができるのです。
ヨーロッパでは、靴を見ただけで日本人だとわかるほど、日本人は機能性に乏しい靴を履いているそうです。靴について「知らない」せいで、選択肢を狭めてしまっていることも一つの原因でしょう。
靴の例にみられるように、日本人が意識するにも至らない「常識」の中にも、世界ではすでに非常識と認識されていることがまだまだあるのではないでしょうか。
そのような環境で過ごしていることを考えると、あらゆる常識を疑い、学び、よりよい方法を考えていくことは大切ですね。
当社では、木繊維断熱材 ECOボード研修会を開催いたしております。
只今、ECOボードを使った高性能賃貸住宅BaumRoomの現場見学も可能です。
ご興味のある建材店さん・工務店さんは、ぜひ一度ご参加ください。ホームページからお申し込みいただけます。
https://www.germanhouse.co.jp/onlineform/